試合のカメラとHIA

新米院長まついです。
大分で開催されたキューデンvsキャノン戦に帯同してきました。
相手はさすがD1のキャノンでしたが、キューデンも2トライ決めました!この調子で頑張って欲しいです。

大分にある豊後企画フィールドで行われました。大分駅から車で10分くらいでした。現在大分県がスポーツ合宿の誘致を行っているということでした。

ゆるキャラのたかモン。高崎山のモンキーだそうです。。。この日はおそらく1000人ほどのお客さんが観戦に来られていました。

さて、キューデンのハリーポッター・・・ではなく、後光が差している鎌田選手です。試合のビデオを撮影されていました。青空が綺麗な写真には目を凝らすとあるものが写っています。わかりますか?

上空に映る小さな黒い影があります。ドローンです。
こちらも試合の様子を終始撮影しています。
練習試合では各チームのビデオとドローンですが、公式戦ではさらにカメラが追加されます。その名もホークアイ。サッカーのVARのようなものです。世界中で使用されていますが、Sonyの製品とのことです。チームドクターとして関わるのはHIA(ヘッドインジャリーアセスメント)という脳震盪判定の際です。
ラグビーではコンタクトの際に頻度は多くないのですが、脳震盪を起こすことがあります。現在ラグビーに関わる人たちは脳震盪の講義などを受けることが義務付けられていて、脳震盪を起こした際はその手順に沿った評価と段階的復帰を行わなければなりません。
試合中、メディカルスタッフや選手自身が気が付かずに脳震盪を疑う状況が発生していることがあります。その際試合会場に来ていただいているマッチドクターがホークアイを確認し、脳震盪が疑われる場合、チームドクターに確認、選手を試合から離れさせ、脳震盪の評価を行うことがあります。現在では、選手を守るために必要な装置となっています。

試合後は、いつものように選手とお客さんのふれあいタイムでした。選手を目の前に、目がキラキラした人達で溢れかえっていました。
今後も試合の様子、ドクターとしてみたラグビーを報告してまいります。

帰りの電車ではタイからの旅行者の方とずっと話していました。携帯の充電で困っていた様子だったので私の座席にあった充電コンセントを使っていただきました。私が海外旅行をしていて一番感じるのはお互い英語が母国語ではない人同士の英会話が一番長く話ができます。お互いに一生懸命理解しようとするからだと思ってます。院内では私が一番カタコトです。英語も勉強しなければです!

博多駅に戻るともうクリスマスツリーが点灯されていました。毎年寒空の下で飲むホットココアとホットワインが美味しいです。長男はサンタさんにTOPPSの野球選手カードをお願いするそうです。小さい頃に憧れるってすごいパワーを生みますよね。ぜひ夢に向かって頑張って欲しいです。