当院MRIのご紹介

 映画「kingdom 運命の炎」を見て、今更ながらハマってしまい、時代に乗り遅れている放射線技師から当院のMRI装置のご紹介です。
 このホームページをご覧の皆様もMRI検査というのを聞いたことある方も多いと思います。MRI検査とは磁気と電磁波を用いて、体の中を画像にして表すものです。
 体の中を画像にして表す検査は、そのほかにもX線検査やCT検査等があります。しかし、MRI検査は腱や神経、炎症などを表す能力がその他の検査より高いと言えます。そして、その画像にする能力はMRIの磁場の強さに影響されます。単純いうと磁場が強いほど画像は良くなります。ただ、磁場を強くすると装置が大きくなり、一般のクリニックに入りづくなります。
 そこで当院に設置されているMRIはシーメンス社が最近リリースした「MAGNETOM Free Star(マグネトム フリースター)」です。

 大病院のMRIの磁場強度は3T(テスラ)というものが多いのですが、こちらは0.55Tで磁場強度は小さいと言えます。ですが、最近流行りのAI技術を用いてメーカさん曰く1.5T並の画像になっているということです。現に私も以前3Tの装置を使ったこともありますが、遜色ない画像を出ていると感じています。
 この機種はまだ発売されて間がないということで、当院に導入さてた時点では日本で5台目、九州では1台目ということです。実際メーカーさんもこの装置に力を入れており、今後色々な施設に導入されていくことでしょう。使っている私も気合が入ります。
 もし、膝、腰等痛みで診断が付かない方がおられましたら、一度MRI検査を検討されても良いかもしれません。原因に辿り着き、治療方針が決まる手掛かりになればと考えております。