問診について About medical history questionnaire

こんにちは!
9月に入って涼しくなってきましたね。
9月といえば、食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋です!
スタバの新作が出てました。その名も ‘おさつバターフラペチーノ’ !!
まだ飲めてないので、早く飲まないと!!
秋の食べ物も美味しくてついつい食べすぎるので、運動を始めようと思っています。

今週は看護部からの投稿です。

今回は問診についてお話しします。
初診で来院された方は、まず問診票を記入していただきます。
その後、看護師で再度対面での問診をして、ドクターの診察という流れになっています。 
看護師の問診は、問診票を元に症状の確認を行います。記入内容と重複してお話をさせていただくこともありますが、お話の中で思い出される方もいらっしゃるため、つらい症状をよく理解するためにもご了承ください。また、他院受診歴や、検査歴のある方は受診・検査歴をメモなどにまとめていただくとスムーズに問診が可能となるのでよろしければ持参をお願いいたします。

Hello!
September has indeed brought cooler weather. When we think of September, we think of the autumn season – a time for hearty appetites, reading, and sports. Starbucks’ new release, the ‘おさつバターフラペチーノ’ (Chestnut Butter Frappuccino), sounds intriguing! You’ll have to try it soon.
I’m glad to hear you’re thinking of starting some physical activity since the delicious autumn foods can be tempting.
This week, let’s discuss the topic of medical history taking.
For first-time visitors, the process typically begins with filling out a medical history questionnaire. Following that, there is a face-to-face interview with a nurse, followed by a doctor’s examination.
The nurse’s interview is designed to confirm and elaborate on the information provided in the questionnaire. Although some questions might overlap with what’s on the form, this process is essential for a comprehensive understanding of your symptoms. Sometimes, during the conversation, patients may recall additional details about their conditions, which can be crucial for accurate diagnosis and treatment planning.
For those who have visited other healthcare facilities or undergone medical tests in the past, it’s helpful to prepare a summary of your medical history, including previous treatments and test results. Bringing this information, perhaps in the form of notes, can greatly expedite the interview process.
If you have any questions or need further information, please feel free to ask!


以下が当院の問診票です↓

当院の問診票の特徴としては、スポーツや趣味の欄があります。
なぜ、趣味までと疑問を持たれる方もいると思いますが現在の辛い症状に関係していたり、治療の目標となることもあります。以前されていた事でも、始めたばかりの事でも構いませんので記入をして頂ければと思います。お仕事の内容も差し支えない範囲での記入をお願いします。

現在多くの外国人の方が来日されています。
当院でも開院後定期通院をされている外国籍の患者さんがおられます。
もし怪我などをした場合、病院受診が不安と思われる方もいるかと思います。
英語の問診票も用意しています。
(院長はカタコトですが、その他複数のスタッフが英語での対応が可能です)
One distinctive feature of our medical history questionnaire at our clinic is the inclusion of a section for sports and hobbies. You might wonder why we ask about hobbies in relation to your current symptoms, but it can be relevant to understanding your condition or even becoming a part of your treatment goals. Whether it’s something you’ve been doing for a while or just recently started, we encourage you to fill it out. Please feel free to provide information about your hobbies within the bounds of your comfort. Please also provide information about your job within the limits of what you’re comfortable sharing.
Currently, there are many foreigners residing in Japan, and some of them are our regular patients who have been visiting our clinic after opening. We understand that if you ever have an injury or any medical concerns, seeking medical attention at a hospital might be daunting, especially if you’re more comfortable communicating in English. Therefore, we have also prepared an English medical history questionnaire. While our director may have limited English proficiency, we have some staff members assisting you in English.
When you did injuries, I think that you feel very nervous.Our clinic prepare an English medical guestionner.Please feel free to visit our clinic.

開院3ヶ月となりました!

今日は受付からです。
開院して3ヶ月が経ちました。
たくさんの患者さんに来院いただき、受付以下スタッフもスムーズに対応できるようになって参りました。ご不明な点はどうぞお気軽にお声掛けください。


9月8日からラグビーワールドカップが始まりますね。
受付カウンターの上でもラグビー協会のマスコットレン&ジーとラグビーベアが応援しております。フランスまで応援に行けませんが、当院がチームドクターをしているキューデンヴォルテクスの応援には行く予定です!

2023アジア選手権トラック金メダリスト窪木一茂選手と。

新米院長まついです。
先日楽しい会に参加させていただきました。
私が個人的に応援している自転車競技。
その頂点を極めている方とお話させていただく機会をいただきました。

左からまつい、VCFUKUOKA佐藤監督、窪木一茂選手、窪木さんを担当するPT鈴木さん
以前からお世話になっている鈴木さんのセッティングでお会いさせていただきました。
・窪木さんと鈴木さんによるチーム窪木としての活動
・窪木さんが次に何を目標として、どうやってそこに到達していくか
・後輩・チームの育て方
・佐藤監督のチームビジョン、地域との関わり方
など大変勉強させていただきました!
そして・・・

‘見ていただくみなさんの刺激になるなら’ と
アジア選手権で獲得された金メダルを当院で飾らせていただくこととなりました。
本物のメダルです。来院の際はぜひご覧ください。

そして我が家の未来のOh~taniSa~nはPayPayドームで初登板に大喜び😀

娘はプリキュアになるための準備体操に余念がありません💦

左下に見えるピンクの棒はSLACKRAILという体幹に刺激を入れる棒です。
本格的に鍛えるわけではありませんが、意識するには良いかもしれません。

9月です。
そろそろ暑さが和らいでほしいところです。
涼しくなったらぜひまた体を動かしていきましょう!

外傷時のRICEが常識・・・でした。

新米院長まついです。
いつの間にか夏休み終盤ですね。
学生さんはそろそろ宿題のラストスパートですね。
今回は怪我をした際の初期対応のお話です。

今でも多くの場面でRICEという言葉が多く使われていると思います。
R: Rest(安静)
I : ice(冷却)
C: compression(圧迫)
E: elevation(挙上)
まずは患部の安静、冷却、圧迫、挙上を行いましようという頭文字をとったものです。
この基本を覆すような研究発表があったのです。
‘冷却は肉離れの回復を遅らせる’という趣旨の論文です。
実際には論文内では、回復を遅らせる可能性と書かれておりこれから追試験で実臨床での確認、方向性が決まっていくのだろうと考えています。
オープンアクセスの論文なのタイトルを載せておきます。
Icing after eccentric contraction-induced muscle damage perturbs thedisappearance of necrotic musclefibers and phenotypic dynamics ofmacrophages in mice
調べていただくと全文を読めると思います。(AIで翻訳という手があります)
このような論文が出た際に注意が必要と常々思っていることがあります。
‘冷却が悪’と印象付けるような風潮になりがちです。
論文では、アイシングによる、1.筋繊維壊死への影響、2.マクロファージ表現への影響を示し、これらが肉離れ回復の遅れに影響していると結論づけています。あくまで顕微鏡レベルでのお話です。
過去の論文では、アイシングに対して、肯定的な論文と否定的な論文があります。それぞれ条件が異なる研究だと思われます。これから人体ではどのような条件で遅くなるのか、早くなるのか追試験・研究がされていくものと考えます。(上記の論文では、30分の氷によるアイシングを2時間毎に3セット、初日、翌日、翌々日まで行っています。筋肉や表面の温度測定などは行われていません。)
スポーツの現場(競技場など)では即座の診断(肉離れなのか骨折なのか靭帯損傷なのか)は難しいと考えます。まずはアイシングしていただき、過度の血腫(肉眼的)などは抑えておくのが今後も重要ではないかと考えます。

当院MRIのご紹介

 映画「kingdom 運命の炎」を見て、今更ながらハマってしまい、時代に乗り遅れている放射線技師から当院のMRI装置のご紹介です。
 このホームページをご覧の皆様もMRI検査というのを聞いたことある方も多いと思います。MRI検査とは磁気と電磁波を用いて、体の中を画像にして表すものです。
 体の中を画像にして表す検査は、そのほかにもX線検査やCT検査等があります。しかし、MRI検査は腱や神経、炎症などを表す能力がその他の検査より高いと言えます。そして、その画像にする能力はMRIの磁場の強さに影響されます。単純いうと磁場が強いほど画像は良くなります。ただ、磁場を強くすると装置が大きくなり、一般のクリニックに入りづくなります。
 そこで当院に設置されているMRIはシーメンス社が最近リリースした「MAGNETOM Free Star(マグネトム フリースター)」です。

 大病院のMRIの磁場強度は3T(テスラ)というものが多いのですが、こちらは0.55Tで磁場強度は小さいと言えます。ですが、最近流行りのAI技術を用いてメーカさん曰く1.5T並の画像になっているということです。現に私も以前3Tの装置を使ったこともありますが、遜色ない画像を出ていると感じています。
 この機種はまだ発売されて間がないということで、当院に導入さてた時点では日本で5台目、九州では1台目ということです。実際メーカーさんもこの装置に力を入れており、今後色々な施設に導入されていくことでしょう。使っている私も気合が入ります。
 もし、膝、腰等痛みで診断が付かない方がおられましたら、一度MRI検査を検討されても良いかもしれません。原因に辿り着き、治療方針が決まる手掛かりになればと考えております。

松葉杖の正しい使い方

こんにちは!
本日は看護部からの投稿です。
整形外科では、松葉杖を怪我や骨折をした際に使用します。
間違った松葉杖の使い方は、思わぬ神経障害や転倒につながります。
そこで、今回は正しい松葉杖の合わせ方・使い方をご紹介します。

まず、松葉杖の合わせ方です。(右膝を怪我したと想定しています。)
当院では看護師が調整します。
① 松葉杖の先端をつま先の15cm前方、外側に置きます。
② 松葉杖上部は、腋窩(わきの下)から2~3横指(5cm程度)空けた位置に置き、握り手に肘が軽度屈曲する高さで、大転子の高さとなるよう位置を調整します。
③腋窩(わきのした)では体重を支えず、腕で支えます。
(脇の下で支えると腋窩神経という神経が圧迫され神経障害が起こる可能性があります。) 

次に、松葉杖の使い方です。
両方の松葉杖(両松葉)を使う場合、片方の松葉杖(片松葉)を使う場合があり、怪我の種類、程度により医師より指示があります。

両松葉杖の場合:
①両松葉杖と患肢(怪我や骨折をしている側)を同時に前に出す。
②腕に体重をかけ、患肢の免荷(体重をかからないようにすること)を守りながら健側を前に出す。(免荷については主治医の指示いましょう)


片松葉杖の場合:
片松葉杖の場合、健側(怪我や骨折をしていない側)で松葉杖を使用します。
松葉杖と患肢を出して、健側の足を出します。

松葉杖使用POINT☝️
・杖の長さ、握り手の高さが合わないと、歩行が不安定となり転倒の原因となるので、正しく合わせる。
・脇で支えると、神経を圧迫する事があるので、脇ではなく腕で体重を支える。
※注意
雨の日などで床や道路が濡れていると滑りやすくなりますので十分ご注意ください。
当院では、主治医から松葉杖使用の指示があった際は貸出をしています。
貸出時に保証金として5000円をお預かりしますが、松葉杖ご返却の際に全額返金いたします。
また、骨折などで足底にシーネ(添木)をつけている場合は、ご自身の靴が合わないことがあります。当院でギプス用のシューズを取り扱っていますのてご相談ください。


留学していたオーストラリアのビーチです!
暑い日が続きますが、私は夏が一番好きな季節です。今年も花火大会や海に行って、夏満喫中です🌻🍉暑いとビールが最高ですよね。ビールもいいですが、最近は水を2L飲むようにしています。最初は普段飲まない量の水を飲むのは苦しいと思っていましたが、お肌と排便の調子がいいので継続しています。
楽しいイベントが沢山ありますが、熱中症に気をつけてこまめに水分摂取をましょう🌞💦

脈拍ではなく、脈博!@福岡ドーム


福岡ドームに浮かぶのは大きな心臓バルーン!
脈博という医師会主催イベントに行ってきました。
市民向けの医療機器・技術の展示、体験イベントでした。
SAMさんのダンスやDJ KOOさんのトークイベントなどありました。
息子は心臓カテーテル治療体験に参加しました。
冠動脈に詰まった血栓を除去して、
‘先生、手術成功です!患者さんが喜んでいます!’
と褒められていました。

医療財政、人材不足と医療は現在難しいものがありますが、
やはり医療の楽しいところは患者さん・ご家族に良かったと
言ってもらえるところだと思います。
息子は何になるのだろう?
今のところ、大谷選手になるそうです(笑)
ぜひなってくれ!
娘はステージのダンスに参加し、誰よりも激しく踊っていました。
娘の方は将来 ‘すみっこぐらしのしろくま’ になりたいそうです、、、
夢は語らなきゃかなわない!お父さんは応援します。

すみっこぐらしはうんこは投げませんよ!


夜は・・・
煙の少ない花火があるんですね。
夏休みももう中盤です。
只隈商店にスイカを買いに行かなくちゃ!
(町の八百屋さんですが切り花もおすすめです)

足首のねんざ???

新米院長まついです。
今日は足関節でよく見る ‘ねんざ’ のお話です。
私たちは日常的に捻挫という言葉を使用しますが、ねんざは定義が非常に曖昧な言葉です。
関節に外力が加わって起こるケガで、脱臼や骨折を除いた外傷のことです。
・・・・?
そうなんです。ねんざって、いろいろなものを包括した疾患名なのです。
関節を構成する靭帯、関節包、神経などの完全な断裂などでなければ全てねんざの範疇となります。なので、ねんざだから1週間で良くなるとか、ほっとけば良くなるということでもないのです。
ねんざの中でも、足関節(足首)のねんざは外来の診察の中で多く見かける病態です。
まず診断に大切なのは受傷状況・直後の処置と経過・外傷歴・背景(スポーツ歴・職業)・合併症の把握です。捻挫と決め込んで外側側副靱帯のみの診察をしてしまうと診断に到達できない可能性があります。

スポーツの種類・特性から障害部位が推測される競技
・ジャンプ動作(バスケ、バレーなど):基本的に外側靱帯
・切り返し(サッカー、バスケなど):外側が中心、慢性化していることもある
・タックル(ラグビー):脛腓靱帯、三角靱帯
受傷の仕方から障害部位が推測されるもの
・過底屈損傷:リスフラン損傷、距骨後方突起骨折

こうしてみると足関節捻挫の診断って大変です。
足関節の捻挫で一番多い内返し捻挫を診察する際に、よく患者さんに不思議がられることがあります。患者さんは外くるぶしが痛いっていうのに、内側、後方、中足部など関係ないところばかり触っていきます。その中で患者さんの訴えがない場所に圧痛(押たら痛い)があるとある程度受傷の仕方が推測でき、検査の必要性、種類が判断できることがあります。

私が整形外科医として研修医となった時は、‘足の外科’を名乗る先生は多くありませんでした。今でも多くはありませんが、足の外科を標榜される先生方がおられます。
小倉で開院されている白仁田先生も日本の足の外科を代表する先生のお一人です。九州労災病院での研修医1年目でお世話になりました。2002年当時、多くの手術をこなされていたので、いつも二人の病棟回診は消灯時間あたりでした。足は部品が細かく、動きが小さい割に全体重、運動の負荷を支えるので運動障害に繋がりやすいことを学びました。

今日は文章だけになってしまいました・・・

カッパスロン中止・・・クリニック看板設置

新米院長2ヶ月目のまついです。
毎日毎日過去最高を更新の暑い日が続きますね。
脱水、熱中症には気をつけてくださいね。

私は学生時代に自転車レースをしていただ時期がありました。大学1年の時には、のちにF1レースで活躍する佐藤琢磨さんが全日本選手権で優勝していた記憶があります。私は草レースで賞金をもらう程度でした。(最高賞金1万円!)
今年ダイエットを兼ねて自転車を再開し、3月に朝倉サイクルフェスティバル50km走りました。調子に乗り、8月末に筑後川カッパスロン(スイム1km+自転車40kmのみのデュアスロン)に申し込みしておりました。毎朝10−20km自転車トレーニング、子供と一緒にビニールプールでのトレーニングをしていたのですが、一昨日中止のお知らせメールがきました。


残念ですが、被災された方々のことを考えるとそれどころではありません。
1日も早い復興を祈っております。



クリニックの方ですが、ロードサイドに初めての看板がかかりました。
青空の色だけ見えるとカルフォルニアですが、桜坂のはなみずき通り(新道:写真の左下)です。20年以上前に私が住み始めた頃は、けご本通り(旧道:写真の右下)しかありませんでした。看板の上に見えるみず崎さんは10年以上お世話になっている居酒屋さんで、お魚、ふわふわさつま揚げ、鰯の梅肉詰めなど美味しいお店です。その隣にはモンマルトルで修行された美味しいお菓子屋さん、オーフィルドゥジュールさんがあります。
地下鉄が通り、新道ができ、徐々に建物が建てかわり、まつい整形外科が加わり、新しい街になりつつあります。