R.T.P.は日常生活でも。

新米院長まついです。
皆さんは、RTPという言葉をご存知ですか?
私はスポーツの世界に参加させていただくまで知りませんでした。
Return To Play = R.T.P.
負傷した選手が怪我から復帰することを指す言葉です。
選手が負傷した場合、
①負傷→②怪我の診断・治療・治癒→③筋力・運動機能の回復→④練習・プレー復帰の流れになります。
スポーツの現場だと、この順番に携わる人が
①選手・トレーナー・チームドクター
②選手・ドクター・看護師・セラピスト・トレーナー(メディカル部門)
③選手・セラピスト・トレーナー
④選手・トレーナー・チームの判断
となると思います。
クリニックの外来でも同じ流れになると考えています。
患者さんに障害が発生した場合、
①発症→②診断・治療・治癒→③筋力・機能回復→④生活・仕事・アクティビティへの復帰
①患者さん
②患者さん・ドクター・看護師・セラピスト
③患者さん・看護師・セラピスト
④患者さん・セラピスト
この流れを見ていただくとわかるのですが、私がドクターとして関わるところはかなり限定的です。当然ドクターしかできない部分を担い、この流れの統括を他職種と一緒に行います。それぞれのスペシャリティに各ステージでの役割を担っていただき、選手、患者さんを元の活動レベルに戻していく、これがRTPだと考えております。
コメディカルの方の意見もそれぞれのスペシャリティとして意見をぶつけあうことが結果として患者さん、選手のためになると考えています!患者さん、選手自身からの意見・要望も当然重要です!
今季限りでキューデンヴォルテクスを退団することとなった陣内トレーナーからは、ラグビー選手のRTPで多くのことを学ばさせていただきました。明け方までメールで議論させていただいた日々が懐かしく思い出されます。感謝です!移籍先のリコーで、更なるご活躍を期待しております!

右から2番目が陣内トレーナー