2/6 福岡では2回目の開催となるラグビードクターカンファレンスに参加してまいりました。
今回は医師だけではなく、歯科医師の先生の講演、現役選手兼コーチでもある女子ラグビーの佐藤知春選手の講演もありました。
印象に残ったお話がありました。
・まえだ整形外科博多ひざスポーツクリニック 前田 朗 先生
画像、センサーにより、重度外傷受傷時の動作、加速度などを解析するというものでした。これを元にラグビーにおける重度外傷予防に取り組み、他の競技、一般の患者さんへの応用を考えて行くというプロジェクトのお話でした。
画像などから得られた客観的指標から現場にフィードバックしていくこと、スポーツの世界から得たものをクリニック現場、一般の現場にフェードバックしていくというところが今後の整形外科の現場に必要なのだと改めて認識しました。
神の手は、主観、相対的評価だけでなく、客観、絶対的評価も必要な時代が来るのだと思います。私のようないち整形外科医からするとこのような絶対的評価を操れる先生方を見るとそれだけで神の手に見えてしまいます。。。
・ナナイロプリズム福岡 佐藤 知春 選手
女子ラグビー日本代表として活躍、また、ナナイロプリズムの選手兼コーチとして活動しておられます・怪我や活動のお話もあったのですが、女子ラグビーもしくは女子スポーツ全体として活動していくことの障壁についてのお話が印象に残りました。昨年自転車パラリンピック女子で金メダル2個を取られた杉浦圭子さんのお話をお聞きした際にも同じように感じたのですが、みんな好きなことをしたい!、好きなスポーツを続けたい!、その思いだけだと思います。
歴史の過渡期また選手としての過渡期、人生の過渡期(一生これかもしれません)で、頑張っている人を非力ながら応援していきたいと改めて思いました!
https://youtube.com/watch?v=hYNDzNRH8f8&feature=shares